FreeTrain のソースは C# で記述されており、
完全なオブジェクト指向で作成されています。
そして、ソースのコメントは全て英語です(笑)。
そんな FreeTrain ですが、これのプログラミングに
これから挑もうという方のために、私がつまづいた点を
メモしておこうかと思います。参考になれば幸いです。
マップデータ
マップデータというと、普通は正方形、または矩形を
思い浮かべます。
FreeTrain も内部データ的には矩形のようなのですが、
クォータービュー画面は X 軸や Y 軸が斜めですので
座標の変換を行なっています。
矩形のマップデータは World クラスによって管理
されており、そのサイズは World.size に格納されています。
例えば、X 幅を取得したければ、
int sx = World.world.size.x // マップの横幅
等とすれば簡単に取得できます。
しかし、この値はゲーム内で「新規作成」の空マップ
作成時に設定する「サイズ」とは完全に同じではありません。
具体的にどう違うのかは調べていないので分かりませんが、
X 又は Y のどちらかが少し大きな値になるようです。
クォータービュー画面での座標に対応した値を取得する
には Location クラスを使用します。
World 座標から Location 座標へ変換するには
World.toXYZ()を使用します。例えば、
Location lo = World.world.toXYZ( 3, 5, 2 ); // Xが3、Yが5、Zが2の座標
のように使用します。
World 座標と Location 座標の関係ですが、感じとしては、
のようになると思われます（自信無い）。
Location 座標を、World.toXYZ() から変換して
取得する場合は特に問題ありませんが、
Location を自分で new する場合、その座標が
World 座標の範囲外にならないように注意する
必要があります（図の赤色部分）。
そのための関数は、
World.isInsideWorld() // 図の黄色部分かどうか
World.isOutsideWorld() // 図の赤色部分かどうか
で判定できます。
Location座標の最大値を取得する方法は、今のところ
分かっていません（知っている方、教えて下さい）。
線路オブジェクトのクラス
SingleRailRoad……単純な２方向の線路
SlopeRailRoad……勾配の線路
JunctionRailRoad……分岐の線路